鯉に恋しよう♪

鯉はこんな魚

鯉といわれると、日本庭園の池などで悠々と泳いでいる美しい錦鯉を思い浮かべます。私自身は日常生活の中で鯉を目にするチャンスは、残念ながらあまりありません。最近は観賞用として鯉を飼う人も増えています。ここではその外見から生態にいたるまで、鯉に関する基礎知識を紹介しましょう!

そもそも淡水魚って?

川鯉は日本だけでなく、世界中の川や池・沼などにいる淡水魚です。

淡水魚って何?と思った人、その答えは簡単です!
海とは違って塩分が含まれていない川や湖沼などに生息している魚のことをいいます。

淡水魚のうち、メダカなどのように一生海中で過ごす魚を一次淡水魚(純淡水魚)、アユとかウナギのようにある一定の期間は海に出る魚を二次淡水魚と呼びます。鯉は一次淡水魚に数えられていますが、海水と淡水が混ざっている河口部分で見かけることがあります。なので、ある意味では汽水魚ともいえるでしょう。

今は世界中でアユやニジマスのなどの放流が盛んに行われ、それによって野生の淡水魚の数が年々減ってきています。ペルー南部とボリビア西部にまたがる「チチカカ湖」も、そういった野生種が消えた湖の一つに挙げられます。

鯉の外見は?

鯉次は野生の真鯉を例にとって、鯉の外見を見ていきましょう。体長は30〜60cmが一般的ですね。なかには、1mを超える大きな鯉もいます。ウロコは背中側が赤みがかったダークグリーンで、お腹側が白っぽいグレーになっています。

野生の鯉は飼育されている鯉と違って体高が低く体つきも細く、比較的機敏な動きをするんですよ。見た感じはフナと似ていますが、体に対して頭と目が小さくて、さらに上アゴに2対の口ひげがあるのが鯉の特徴です。

そのほか、これは外見と言うか、鯉の口を開いてみなければ分からないのですが、両アゴの部分には歯がありません。そのかわり、エラの内側に咽頭歯という丈夫な歯があります。この歯はうすのような形が特徴的で、貝殻のようなかたいものでも簡単にすりつぶして、噛み砕くことができるんですよ。

では、オスとメスで外見に違いはあるのでしょうか?鯉のオスは胴がすらっとしていて、胸びれは大きく角ばっています。繁殖期になると顔に追星(おいぼし)と呼ばれる小さなイボが出てくるので、ひと目でメスとの見分けがつくと思います。
一方、メスは体長が長く、胴も太いです。胸びれは小さくて丸みを帯びています。

鯉の生態を知ろう!

どんな場所にいるの?
「そもそも淡水魚って?」のところでも触れたように、鯉は川や池、湖などの淡水域にすんでいます。野生の鯉は流れの少ない深いところを好みます。20年以上生きる鯉も多く長生きする魚としても知られています。

しかも、鯉のすごいところは汚い水でも普通に生きていけるところですね!鯉のように環境への適応能力が優れている魚もなかなかいないと思いませんか?生命力の強い魚なんですね。

どんなエサを食べるの?
鯉は雑食性で水草や貝、虫、ミミズ、甲殻類や小魚など本当にいろんなものを食べます。この点も強い生命力につながっています。川底の土や砂と一緒に吸い上げるような食べ方をします。

ちなみに鯉には胃がないため、私たち人間のような空腹感や満腹感はありません。血液中のある成分が減ってくることによって摂餌行動が始まるとされています。また鯉の口の中には味覚をコントロールする器官があって、いろんな味がわかる能力を持っています。味覚は人間より何倍も敏感なんですって。

いつ・どうやって産卵するの?
鯉の産卵期は春から夏のはじめにかけてです。浅瀬に集まって、水草に卵を産み付けます。一度に産む卵の数は50〜60万個と言われています。卵は水草などにくっついたままの状態で数日中にふ化して、稚魚は大きくなってくると深みへ移動していきます。

こんなに多くの卵を産むのに毎年、鯉自体の生息数はあまり変わっていないのが現状です。このことから、ちゃんと大人になる鯉は2〜3匹程度ということが考えられますね。

 

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